木村 俊幸 Toshiyuki Kimura
家族審議会 Family Council

13 May - 11 June 2022

 
 

この度CLEAR GALLERY TOKYOでは、木村俊幸の個展「家族審議会」を開催いたします。
本展は、木村が2009年から取り組んでいる、絵画、映像配信、書籍など様々な媒体で展開される「MATIM(メイティム)」プロジェクト23回目の展示発表(交信)となります。
MATIMとは、英語のmateを語源とした木村の造語であり、家族、組織、活動、思想、運動、宇宙のような、ある種の繋がりであり、実態の定かではない存在だと木村は語ります。
このプロジェクトは、自身が創り出したMATIMとの交信であり、彼らから依頼された挿絵画家として「家族審議会」展では新作の油彩画を発表いたします。
木村の妄想と現実世界とが交錯し、時間軸や場所性を超えた壮大な物語を、この機会にぜひご覧ください。


木村 俊幸 Toshiyuki Kimura


現代美術家/VFX監督/マットアーティスト。LOOPHOLE主催。
1969年東京都生まれ。日本大学芸術学部油絵科版画専攻中退。 学生時代、映像制作会社のアルバイトで映画会の合成作画の巨匠、石井義雄氏に出会い、師事。黒澤明、大林宣彦監督の作品の他、平成ゴジラシリーズ(94~95)、写楽(95)ハリウッド作品「スポーン」(97)「リング」(98)宇多田ヒカルのMV、サウンドノベルゲーム「弟切草-蘇生篇-」等、フリーランスのマットペインターとして、数々の特撮/VFXを手掛ける。 第1回岡本太郎現代芸術賞展(97)、新宿少年アート展(98)の後、VFX studio LOOPHOLE設立。ギャラリーを併設し、様々な展覧会を企画、若手作家の支援をしている。2013年には、20名の現代美術家が集い「最近の抽象」をテーマにした展覧会「ダイチュウショー」を府中市美術館企画室と共同企画し、自身も出品作家として参加。 画集MATIM -SAY YES- (東京都現代美術館/府中市美術館/金沢21世紀美術館:所蔵)や、OJUNとの共著 viny bon(東京都現代美術館/所蔵)、背景ビジュアル資料集1~14(監修/イラスト) スチームパンク東方研究所等(巻頭イラスト) 等、書籍多数。 ※マットペインター: マットペインティング(動画における合成時の描画技法)の技術者。

Born in Tokyo in1969 and works as a contemporary artist, a VFX director, a matte artist. Kimura is also an owner of LOOPHOLE.One of his representative projects is called “MATIM”, and he creates artworks such as paintings and mixed media based on his own SF story. In 2020, he published a 108-page novel about SF-based self-development for the first time. Book "MATIM -SAY YES-" (Collection of The Museum of Contemporary Art Tokyo, Fuchu Art Museum, 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa) Book "viny bon" Co-authoring with O JUN (Collection of The Museum of Contemporary Art Tokyo)

https://kim9179.wixsite.com/loophole/home  
http://loophole.jp/