古賀 学 Manabu Koga
Thrust|推力

19 August - 17 September 2022

 
 

この度CLEAR GALLERY TOKYOでは、古賀学による「Thrust|推力」展を開催いたします。
古賀は被写体と一緒に水中に潜り、浮力によって地上の重力から開放された被写体の瞬間をキャプチャーしながら、その捉えたイメージを、複数の時間軸や異なる空間・縮尺で再構築することで、虚像と実像が交錯した作品を制作しています。

本展「Thrust|推力」展では、架空のダイビング器材「ViiVii」を映像インスタレーションとして発表いたします。
「作品」が、ある種モノとして存在しなくても所有することができ、共有できる状況下で、設定やアイデアに対して、作品性と共感を考察する作家の新たな提案を、この機会にぜひご覧くださいませ。


COMING IN 2077
2077年最新型のダイビング器材「ViiVii」(ヴィーヴィー)をお披露目します。
「ViiVii」は姿勢制御と整流フィンを兼ねた入出力デバイス「バリアブル・スタビライザー」と、スタビライザーと連動して方向と推力を自動制御する「アジマス・スラスター」によって、水中で静止するホバリングと巡航するクルージングを両立させます。カラーバリエーションや女性ダイバーが装備したスタイリングにもご注目ください。

消費社会において模像(シミュラークル)の循環が繰り返され、オリジナルとコピーというプラトン的な二項対立が無効化される。その一方でブロックチェーン技術によるプラトン的価値観の復興である非代替性トークン(NFT)。模像の循環の破片(物質)としてのアートピースではなく、模像の循環のエンジン(物語・知的財産)をアート作品化できないかという試みを始めます。古賀学

ViiVii / Brochure Aug 2077

ViiVii


Brochure Aug 2077

"ViiVii / Brochure Aug 2077"
Offset printed booklets
A3: 297 (w) × 420 (h) mm × 20 pages & Line art card (A3), Production note (B4) Limited to 200 copies

2077年最新型のダイビング器材「ViiVii」(ヴィーヴィー)のカタログ。 限定200冊、ViiViiのカタログ(A3サイズ)に、プロダクションノート、ViiVii 線画アートワーク、古賀学のサイン入り証明書付き。

→ online store


Manabu Koga / 古賀 学

1972年長崎県佐世保市生まれ。
1993年から1996年まで、インディペンデントマガジン「PEPPER SHOP」を発行。漫画、雑誌、アニメ番組、ビデオゲーム、おもちゃ、プラモデル(特にガンダムや仮面ライダーなど)のグラフィックデザイナーとして活躍するかたわら、2002年「水の中の女の子」がテーマの映像作品の制作を開始。2013年から連続出版作品「水中ニーソ」を発表。ミュージックビデオ、映画、テレビコマーシャル、音楽イベントのVJなど活動は多岐に渡る。
2017年、青森県立美術館企画展「ラブラブショー2」に参加。2018年、第21回 文化庁メディア芸術祭 エンターテイメント部門 審査委員会推薦作品に選出。2019年、北師美術館(台湾・台北市大安區)「美少女の美術史」展に参加。
アーティストとしてタイ、シンガポール、パリ等、国内外で個展を開催。

Born in Sasebo city, Nagasaki in 1972, currently based on Tokyo.
From 1993 to 1996, Koga published "PEPPER SHOP" as his first independent magazine. Working as a graphic designer for comics, magazines, animation movies, games, toys, and model kits especially those of Gundam and Kamen Rider, he started to create video works of a girl in underwater in 2002.
"Underwater Knee-high girls" has continuously published in 2013. Since then, he has been making music videos, movies, TV commercials, and doing VJ for music events. Also, participated in "Love Love Show 2" at Aomori Museum of Art and held solo exhibitions domestically and internationally.
In 2018, he received the Jury Selections under the Entertainment Division of the Japan Media Arts Festival.

Exhibitions (selected from 2017)

2021 “JCT / ジャンクション”, CLEAR GALLERY TOKYO, Tokyo, Japan
2020 “Buoyancy”, CLEAR GALLERY TOKYO, Tokyo, Japan
2020 3331 ART FAIR 2020, 3331 Arts Chiyoda, Tokyo, Japan
2019 “mini Q AKIRA POPUP STORE”,
AGC_Labo and Roppongi Hills Art& Design Store, Tokyo, Japan
2019 “TAIWAN NEW WAVE 東方藝式流”, Espace Commines, Paris, France
2019 “XANADU MOTION”, 湿地 venue, Taipei, Taiwan
2019 “Bishojo: Young Pretty Girls in Art History”, MoNTUE北師美術館, Taipei, Taiwan
2019 “Cube”, CLEAR GALLERY TOKYO, Tokyo, Japan
2019 ” 南無阿弥陀佛 極楽浄土の水中ニーソ” 浄土宗 龍岸寺, Kyoto, Japan
2019 “ブックフェア 水中キュビスム” GINZA SIX 銀座蔦屋書店, Tokyo, Japan
2019 “ちくたこ”阿佐ヶ谷ロフトA, Tokyo, Japan
2018 “水中少女”, ORINGO GALLERY, Taipei, Taiwan
2018 “Go Dive”, CLEAR GALLERY TOKYO, Tokyo, Japan
2018 “Solo Exhibition”, -- at Warehouse 30, Thailand, Bangkok
2018 “もっと SEXY harajuku”, PATER’S Shop and Gallery, Tokyo, Japan
2018 “もっと SEXY harajuku”, PATER’S Shop and Gallery, Tokyo, Japan
2017 “SEXY harajuku”, PATER’S Shop and Gallery, Tokyo, Japan
2017 “ラブラブショー2”, 青森県立美術館, Aomori, Japan